おしゃべりばぁば 8話
2022/06/08
食わず嫌いも…
おしゃべりばぁば 8話
最近はうららかな春も、爽やかな初夏も短いように感じます。
雨が降らないまでも曇り空が多く、1日の気温差が大きく、気丈な方でも自律神経が不安定になりそうですね。
気持ちゆったりと、睡眠不足にならないよう気をつけていきましょう。
~薬のかわむら 庭のテッセン~
さてさて、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をみなさんはご覧になっていますか?
5月22日の義経最期hあ山場でしたね。
頼朝に囚われた義経側室の静御前は義経から別れ際に
「生きたかったら身分を明かすな」
と言われていたため、頼朝の前で舞を強要されて、気づかれないように初めは下手に舞っていたが、途中から美しい舞を披露する。
それを見た北条政子のセリフは「覚悟を決めたわね」でしたね。
有名な場面です。感動します。
義経は四国を渡っていることもあって、贔屓目になりますね。
以前、仕事の先輩が鎌倉を案内してくれながら、この頼朝と静御前の話をまるで講談師が語るがごとくに話してくれたのを思い出したのです。
仕事のことを教えてもらっていたのですが、まさか歴史の話も、それも溢れんばかりの豊かな知識で話してくれる。
歴史の話をこんなに面白く聞いたことは初めてでした。
私は中高生の頃、生物と歴史が好きになれない。
苦手だったのです。
面白いと思ったことがなかったので、しかと勉強したことがありませんでした。
これはとても残念なことでした。
ところが、テストや試験に縛られずに自由に勉強していい年齢になったら、生き物が面白く、なぜ?なんで?どうして?の連続で生物の生存戦略に、好奇心いっぱいになってきたのです。
歴史も同じ。
年表を板書する授業に興味が持てずにいましたが、楽しそうに話してもらった鎌倉談義に圧倒されて以来、今までの人生の落とし物を拾って行こうとその時決め、スイッチを入れました。
先輩からは仕事だけじゃなく、人生の楽しみまでその時教わったのでした。
この歳になって知ること学ぶことの楽しみを得ています。
若い頃、食わず嫌いだったことが高齢者になって、なくてはならない程の楽しみに変わることがあるのだと、自ら不思議に思っています。
なんであんなに嫌いだったのか?
こんなに面白いのに…
こんなに美味しいのに…
歳をとることもまた良しですね。
好奇心を失わず、面白がって楽しむ。
落とし物は身近にゴロゴロ転がっています。
そうそう先日のこと、同級生3人とまずは80歳までは頑張ろうと決意表明をしたところでもあります。