徳島の漢方相談薬局”薬のかわむら”【歯周病相談】
2022/06/15
歯周病ってどんな病気?
【歯周病とは】
歯垢の中の細菌によって歯肉(はぐき)に炎症を引き起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことです。
歯周病は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。
痛みや晴れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状がありません。
これが歯周病の最大の特徴で、怖いところです。
30歳以上の日本人では8割が歯周病またはその予備軍だと言われています。
【歯周病は全身に影響を及ぼす】
歯周病は歯や歯肉だけの病気と思われがちですが、実は体の色々な場所に影響しています。
お口の中は全身の中でも細菌などが最も多く存在している場所であり、歯肉から歯周病菌などが侵入することによる多くの全身疾患と歯周病の関連性が近年指摘され始めています。
歯周病との関連を挙げると…
・呼吸器疾患
・心疾患
・糖尿病
・早産 などがあります。
なかでも、糖尿病との関連は深く歯周病は糖尿病を悪化させる大きな原因のひとつでもある。
【口腔内の細菌バランスを整える】
私たちの口の中には腸内と同様に多くの菌が棲みついており、その数およそ100憶以上、300~400種類以上と言われています。
その多くは条件次第で歯周病や虫歯、口臭の原因となる悪玉菌です。
ハミガキやうがいなどをすることによって悪玉菌は減らすことができます。
菌が減っている時間が長いほど虫歯や歯周病のリスクを減らすことはできるので毎日のケアは大切ですが、一時的に悪玉菌を減らすことはできても根本的な対策にはならないのです。
重要なのは口腔内の細菌バランスを整えることです。
つまり、口の中に棲む悪玉菌を減らすだけでなく善玉菌を増やす『プロバイオティクス』によって口腔内を細菌トラブルから守ることが可能です。
<プロバイオティクスとは…>
簡単にいうと、私たちの身体に有益な影響を与える細菌のこと。
善玉菌ばかりでもよくない。悪玉菌を殺菌しすぎるのも好ましくない。
私たちが健康な生活を営むためには、体内の細菌バランスがよく保たれているという事が不可欠です。