おしゃべりばぁば 12話

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おしゃべりばぁば 12話

2023/05/08

おしゃべりばぁば 12話

新緑の候

お天気のいい日は山の緑も鮮やかでしょう。

車窓から眺める山はこの時期が

一番美しいですね。

 

萌黄色、萌葱色などの緑色のグラデーションが

楽しめます。

そんな時ひときわ心動くのは、

山に藤の花を見つけた時です。

一人で歓声を上げたくなります。

 

今年もテレビでお勧めの藤棚をたくさん見ました。

特に、あしかがフラワーパークの藤棚は

有名で見事ですよね。

中高生の頃によく行った徳島公園の藤棚は

まだあるのかしら。

 

山に咲く藤は緑の中の薄紫色が遠くからでも

見つけられます。

 

藤の花は垂れて咲きますが、

藤のようで藤でない花とも出逢います。

 

花は空に向かって咲いています。

桐の花です。

 

藤かな?桐かな?とこの季節の楽しみでした。

 

昔、女の子が生まれたら桐の木を植えると

聞いたことがあります。

嫁入り道具の桐箪笥を作るために。

女の子と桐の木の成長が競っていたのかもしれない。

いいお話です。

 

『60歳過ぎたら、忘れる力』

鎌田實さんの本を読みました。

鎌田實さんは医者で作家です。

 

私、60年以上もしっかり覚えていることがあります。

イイクニつくろう鎌倉幕府。

また私たちの祖先はネアンデルタール人だと

昔の教科書で学びました。

 

今は鎌倉幕府は1185年イイハコに作られた。

と変わっています。

また私たちホモサピエンスは

ネアンデルタール人から進化したのではないと

変更されました。

 

忘れていいことがありますね。

 

記憶には容量があるといいます。

さらに老化が加わると、忘れることは、

パワーアップします。

そこで鎌田實さんは、

忘れることはそれほど必要と感じていないから、

忘れるのであって、

人生において絶対に覚えていたいことは2割程度。

 

後の8割は忘れていいと言うのです。

そうなんですよね。

忘れていいことを忘れらないから、

肝心な大切な2割のことが埋もれてしまう。

その方が問題ですものね。

 

鎌田さんはさらに、

長く生きていると、

いつの間にかお腹のぜい肉がつくように、

生き方においても意味のない習慣や

古びた常識というぜい肉がつきます。

 

それが人生の自由度を奪い、

生きにくさの原因となっていることも

少なくありません。

 

体についた脂肪は、

筋トレやウォーキングなどの運動をして、

筋肉のもとになるタンパク質を

しっかり取ることで改善していきます。

 

それに対して生き方のぜい肉に対する処方箋は、

たった一つ

「忘れていいことを忘れる力」

なのだそうです。

 

余分な力みや見当違いの努力、形骸化した習慣、

自分や他人を傷つける思い込み…

 

それらから自由になるために

忘れることが大事です。

とおっしゃっています。

そうです。そうです。

また忘れたと落ち込まず、

大切なことと、どうでもいいことを

うまく振り分けて、

力を抜いていきたいものです。

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