おしゃべりばぁば 5話

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おしゃべりばぁば 5話

2022/02/12

吉野川 風物詩

新しい年を迎えたかと思ったら

かつてないことが続きます。

 

コロナの新しい株のオミクロン株が

急増しています。

陽性者の過去最高数を記録しています。

でも、重症者が少数にとどまっているのに

ホッとしています。

 

新年もまだ1ケ月しかたっていないのに

かつてないもう一つの出来事。

トンガの海底爆発で

津波のような波が押し寄せ

多数の船が転覆しました。

津波のようで津波でない。

気象庁も戸惑う初の現象がおきた。

原因は空振、空気振動だそうです。

 

”こんな事は初めて…”は

これにて収まりますように。

 

年末に今ならみんなで逢えるよと。

家族全員が集合できました。

 

ホントに隙間を縫ったように。

 

熊本の孫たちと会えたのは2年半ぶりです。

ビデオ電話をしていたのですが、

生でみられる成長の様子はホントに幸せなもの。

 

飛んだり跳ねたり、走ったり。

じっとしていない小学生の3名でした。

 

この時期、吉野川でいつも見られる風物詩。

川面を彩る灯の色がとても美しいのです。

 

シラスウナギ漁の集魚灯です。

光に集まる習性を利用します。

 

夜の真っ暗な川面に黄色や緑色の光の輪が

浮かび上がります。

それはそれは幻想的で、

吉野川を渡る橋から見ることができます。

 

運転しながらは見えません。

助手席に乗って橋の隙間から見るのが楽しみでした。

今年も見えているのでしょうか。

 

シラスウナギは体長5センチ前後のウナギの稚魚で、

養殖に使われます。

 

ウナギの生態は分かっていないことが多い。

長い間、産卵場所が不明で謎でした。

 

が、

2009年、日本から2000㎞以上離れた

太平洋のマリアナ海域だと特定された。

ごく最近の話でしたね。

 

2000㎞はるか遠くで卵が孵化し、

稚魚へと変態し、シラスウナギと呼ばれ、

日本の河口にたどり着き、川を遡上します。

 

5~10年成長して、

私たちが食べるウナギと成長します。

 

吉野川の河口で、

この稚魚を捕獲して養殖用とします。

私たちが食べているウナギの99は養殖ものです。

 

ところで、養殖といえば、マグロ、マダイ、ヒラメなど

70種類以上あるそうです。

 

世界で初めて完全養殖に成功した近大クロマグロは

有名ですよね。

この歴史的快挙は「プロジェクトX」でとりあげられ

私たちの知るところとなったのです。

 

ここで、

養殖場の水槽で成長する間、最も気を遣うところは、

感染病にかからないあようにすることです。

 

そこで使われているのが生クロレラ(水産用クロレラ)です。

魚の餌であるワムシにクロレラを食べさせています。

そうすると、水槽の魚は健康で病気知らずの成魚に

育つようです。

水槽の中も、

今の私たちの社会と同じように見えてきました。

感染病にかからず、感染症を拡げないように、

養殖の稚魚だけでなく、

感染しない体力には栄養が必要です。

 

自然の恵みであるチクゴ株クロレラは

あちこちで感染症から守ってくれています。