【徳島のアトピー相談薬局】心の影響
2019/08/30
アトピーの方の永遠の悩みとも言ってもいいのが、「痒み」。
治る(皮膚の再生過程)ことでも起こる「痒み」なのだが、我慢できるものでもないことが多い。それでも掻くことで、症状がひどくなることからどうにかして我慢しようとされている方も多いと思います。(実際私自身も悩みました)
また、病院から出されるかゆみ止め(抗ヒスタミン薬)が効かないこともあります。
一般的な「痒み」とアトピー肌の「痒み」は違うことが分かってきています。
一般的に「痒み」のあとは「痛み」に繋がるので正常な肌では掻き崩すことはありません。しかし、アトピー肌の場合は痛みの神経が鈍感になっているみたいでいつまでも「痒い」のです。
また、肌のバリア機能も低下しているので、少しの外部刺激でも「痒み」につながります。
「痒み」は神経を伝って大脳に届くのですが、その神経も変異を来たしています。
【痒みを引き起こす原因】
〇アレルゲン
〇温度(特に高い温度)
〇乾燥
〇ストレス
【改善方法】(対処療法も含みます)
〇アレルゲンの除去
〇適切なスキンケア
〇湿度の管理
〇ストレスの除去
簡単な方法としては、まずは、痒い時には冷やす。
保冷剤を清潔なハンカチなんかでくるみ患部に当てる(ただし、当てすぎないように痒みが止まればOK)。
最近ではストレスの除去…難しいですが、気分転換や集中できるものを見つける。ゲームでも漫画でも映画でもいいと思います。自分がアトピーであることを忘れる時間をなるべく作ってください。とお話しています。
夜寝ている時に掻破してしまうのは不可抗力です。落ち込む必要はありません。私もそうでしたが誰しも通る道です。いつかはきっと治る日が来ると信じていてください。
私たちの体は治そうとしてくれています。それを信じてあげてください。
つらい気持ちは経験した者にしかわかりません。私もそうでした。いつでも相談にきてください。改善する方法を一緒に考えましょ。