徳島の漢方相談薬局”薬のかわむら”【肌荒れ相談】 肌の健康を
2021/09/10
肌を健康に保つために
肌環境を整えることが大切
表皮ブドウ球菌は皮膚常在菌の一種で「美肌菌」などとも呼ばれたりします。
マスクなどが原因で乾燥し、バリア機能が低下すると、黄色ブドウ球菌など肌トラブルの原因となる菌が増殖します。表皮ブドウ球菌が住みやすい環境を作るには、乾燥や黄色ブドウ球菌の増殖を抑える必要があります。
表皮ブドウ球菌は、体内から分泌される皮脂を脂肪酸とグリセリンにしてくれます。
脂肪酸…肌を弱酸性に保ち、雑菌や黄色ブドウ球菌から守る(抗菌ペプチドを作り出す)
グリセリン…皮膚の保湿とバリア機能を保つ働きがある
<表皮ブドウ球菌の働きを助けてあげるにはどうしたらいいのか?>
〇乾燥を防ぐ…乾燥をすると皮膚はアルカリ性に傾き、表皮ブドウ球菌が住みにくい環境になります。
〇皮膚温と体温を下げすぎない…皮膚の温度は35℃以下、体温は36℃以下になると善玉菌の働きが弱くなります。
〇体を強く洗いすぎない…タオルでゴシゴシ擦ると肌は傷つき、入浴後に乾燥しやすくなります。
〇免疫力を下げない…疲れやストレス、食生活などにより免疫力が下がると、善玉菌の働きが弱くなります。
〇悪玉菌(黄色ブドウ球菌)の働きを抑える…悪玉菌である「黄色ブドウ球菌」を抑えることで、善玉菌である「表皮ブドウ球菌」が住みやすくなります。