【本】さかさ町 薬のかわむら

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おしゃべりばぁば 1話

2021/05/10


当地では5月から高齢者にも

新型コロナワクチンの接種が始まるようです。

 

一方、関西圏は

イギリス型の変異㈱にとって変わる気配です。

感染力が強く、

若い人も重症化リスクがある変異㈱です。

 

イギリス㈱だけにとどまりません。

7月の東京オリンピックは世界中から

人々がやってきます。

 

不満疲れで、身勝手な行動もあるようです。

 

治るための英断。どこにあるのでしょうか?

 

ばぁばが心配しても始まりません。

頭と心を柔らかくして遊んでおきましょう。

 

絵本『さかさ町』に出会いました。

 

 

さかさ町

すべてが逆さの町があったら、

覗いてみたくなりますね。

この町の文字はすべてさかさまに書いてある。

 

~~

ある日、汽車でおじいちゃんの家へ向かっていた

リッキーとアンの兄妹は、途中事故にあって、

知らない町で汽車を降りることになります。

その町の名前は「さかさ町」。

 

家も逆さまに建っている。

子どもたちが楽しそうにイキイキと働いて、

おじいさんは今まで十分働いたから

今はゆったりと遊んでいていい。

そのおかげで子どもたちは働けるってわけ。

 

この町はすべてのことがアベコベだったのです。

 

リッキーとアンも、最初はおどろきの連続でしたが、

しだいにさかさ町のことが好きになっていきます。

たった一日の滞在でしたが、

ふたりは、いろんな体験をするのです。

この町では、

学校に行くと先生から生徒に毎日プレゼントがある。

今日はりんご。

だからみんな先生が大好き。学校も大好き。

 

歴史の授業は、現代から勉強する。

身近なところから学んでいく。

現在のさかさ町から学び始める。

そこは、細かくしっかりと。

 

そして先祖はどうやってここに来たのか、

過去になにがあったのかを、時代を遡って、

なぜコロンブスが新大陸のたびに出たのかを学んでいく。

 

知らないことを知っていく方が驚きがある。という。

リッキーは、「その方が、ずっと賢くなれる」と。

私もそう思います。

今の暮らしを学ばずして見たこともない時代のことが頭に

入るかなっていうことですね。

 

普通は学校では何かを覚えるところだが、

ここでは「わすれる科」があります。

「忘れるということは、教育上、とてもだいじなこと」

 

将来嫌な目にあった時、

それをずっと忘れられなかったらどうなってしまう?

人からされた嫌なことを忘れることができたら、

口げんかや争いが少なくなる。

なるほど。なるほど。

また、失敗しても、忘れていいとも言っています。

 

病院もユニーク。

患者さんは待たなくていい。

お医者さんが待ってくれている。

お金も払わなくていい。

薬は1回目は美味しいけど治らなかったら

どんどん不味くなる。

だから自分で治そうとする。

 

健康な人がお金を払ってくれるから、病気になると、

仕事ができないからお金は払えなくても、それでもいいのだ。

 

元気な人は健康であることに感謝してお金を払う。

そのお金で病気の人を助ける。

これって社会保険の原点ですよね。

何か効率が良い方法がみえてきます。

 

常識と思われることを疑ってさかさまに考えてみる。

意外と面白い世界がみえてくるのかもしれません。

ずいぶん前のことですが、こんな経験をしました。

 

40歳も過ぎた頃、学校時代の友人と昔話。

写真を見ながら、「あった あった。こんなこと」と。

二人で思い出に花が咲くのかと思いきや、予想外。

それぞれが写真の出来事について、思っていたこと、

思い出したことに、全く共通点がなかったのです。

 

二人して「え~知らなかった!」の連発。

 

記憶ってこんなもの。

思い出ってこんなもの。って。

二人でぼんやりと考え込んでしまったのです。

 

同じことを経験しても、左右違って見ていたり、

捉え方によれば、心に残るものはまったく違ってくる。

 

こんな事ってあるんだと。実感しました。

無駄に思い込んでいたり、こだわっていたりしてたことなどに。

何かに吹っ切れた瞬間でした。

 

皆さんはこんな経験したことないですか?

 

常識と思われていることも逆さまにみていることも必要なんでしょうね。

 

「アイデアは非常識の中にある」

という言葉もあります。

 

「さかさ町」一度読んでみてくださいね。